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クルマ自動運転技術 むしろ衝突事故防止に活かせ

 某自動車メーカーが進行方向の障害物を検知してブレーキを作動するシステムを実用化して以来、自動車メーカー各社はクルマの自動運転技術の開発に勤しんでいる感があります。
 確かに、ミリ波レーザーをはじめとする衝突防止技術に応用できそうな各種センサーが開発されたおかげで、運転手がいなくても複雑な形の道路でも、周囲の状況を観察・判断して自動運転を可能とするような研究が大学などでなされています。
 しかし、両手を放して自転車に乗るようなクルマの自動走行的発想ではなく、衝突事故防止のための最終安全装置として全てのクルマに活かしてほしいものです。

 その昔、ある自動車メーカーの開発担当技術者の声を聴く機会がありました。
 当時、クルマに対して弱い立場の「歩行者保護」がクルマの安全性を訴求する業界のキーワードになっていました。
 つまり、クルマ自体の安全性に関することはすべてやり終えたから、今後は「クルマの外」の安全性への取り組みで訴求しようというということです。
 そのこと自体はきわめてリーズナブルで、実際スウェーデンの小さな自動車メーカーは「歩行者保護のためのエアバッグ搭載車」を世界に先駆けて実現しました。

 しかし、エンジンという人智を越えた動力に依存するクルマの、ときとして環境に「敵対するかも知れない移動体」としての基本特性は昔もいまも変わりありません。
 加速度センサやジャイロセンサーなどが、伝統的ニュートン力学の世界以外の情報を提供してくれることも、またその有用性も十分理解しているつもりですが、それらセンサーの開発に管理職として携わった経験と当時寄せられた苦情を振り返るにつけ、「無人」というキーワードには無性に警戒心が湧きます。

  
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